「人を動かす」 D・カーネギー 山口博(訳) (003)
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
- 購入: 174人 クリック: 3,319回
- この商品を含むブログ (615件) を見る
今回は「人を動かす」です。
最近、人に指示をしなければいけないことが多々ありますが、やはり、命令するだけでは人には伝わらないものだと感じます。腹に落ちてこそ、人は始めて動いてくれるのだと感じています。
人の心、特に自尊心などの「自分を認めてほしい」という欲求を満たすことで、人は快く応じてくれるものであるという趣旨が述べられています。その上で、人が関心を寄せるものに関心を寄せ、人を心から褒め讃え、感謝することが必要であるとしています。
自動車王ヘンリー・フォードの格言を引きながら、「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場から物事を見ることのできる能力である」と述べていますが、この言葉がシンプルでありながら重みのある言葉であると感じます。
自分も、ともすれば自分の立場からの苦しみ、怒り、喜び、そういったものにとらわれがちになります。だからこそ、「自分」という殻から一歩外に出て、相手の気持ちを汲み取っていく必要があるのかなと思います。ただし、これが行えるのは、心の余裕、相手の心境を汲める余裕が必要だと感じています。
人生で大切なことであっても、なかなか実践しづらいことを述べているからこそ、長年輝きの褪せない名著となっていると思いました。
全く更新していませんでしたが・・・
これからきちんと更新していきます。
現在、いろいろな活動で忙殺されそうになっていますが、もう一度自分自身がやるべきことは何かを真剣に考えた上で行動に移していきたいと思います。
最近特に思うのは、読書の量が生活に新しい視点をもたらしてくれるということ。
適切な情報をインプットし、それを元に発想を広げる、深めていくことで、自分自身の考え方の幅や深さが出てくるように感じます。
日々の読書を欠かさず、更に、読書を通じて学んだこと、自分の糧となったことをまとめていくことで、少しずつ成長していきたいと思います。
目標はこのブログで3年(2013.11.18)以内に500冊の読書日記を書くことです。
(365×3+1)/500=0.5冊/日なので、若干大変ですが、
社会で負けないための日々の努力と考えて楽しくやります。
1.新しい発想の視点や知識
2.特に面白いと思ったフレーズ
3.(分析・)考察
をまとめたいと思います。
しっかりと、着実にやっていきます。
これからよろしくお願いします。
『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』 小宮一慶(002)
この本で著者は、読書の本質を「思考力を鍛えるもの」として捉えています。
そして読書の方法を5つのレベル、
1速読(要点を拾って読む)
2通読レベル1(最初から最後まで一通り読む)
3通読レベル2(線を引いたり、考えた事を書き込みながら読む)
4熟読(他文献を参照して(部分的に)詳しく読む)
5重読(繰り返し年月をかけて読む)
に分類して紹介しており、状況によってこの方法を使い分けていく必要があるとおっしゃっています。
ただし、重視すべき読書は、「思考力を鍛える読書」です。したがって著者は、「通読レベル2」「熟読」という読書法を特に推奨しています。
この本を読んで、読書に対する軸というものを論理的に捉えることができました。長い間付き合っていける本だと感じました。
まず読んでおいて損はない一冊だと考えています。
『マーケティング戦略論』 上原征彦 (001)
初めて日記を書きます。
このブログは読書日記ということで、
自身が読んででいる本をアップしていきたいと思います。
今回は、上原征彦氏の『マーケティング戦略論』です。
この本では、マーケティング戦略論のパラダイムとその移り変わりについて
様々な角度からの考察がなされています。
この本は1999年に発刊されましたが、10年経った現在でも、
著者の上原氏の予測と現在の企業の戦略に関して合致している部分が多く、
先見性のある考察をされていたことがわかります。
また、マーケティングという一分野にとどまらず、
マーケティングを心理学、社会学、政治学など様々な観点から考察している
ため、マーケティングを深く、幅広く読み解くことができます。
著者の論理レベルが高い本ですので、読み応えがあります。
マーケティングを学習された方で、
更に深く、広く見識を深めたい方にはお勧めの一冊です。